ドリームマッチプロジェクト
数年前に経済産業省から開業支援プロジェクトを
立ち上げたいという依頼を受け、
コンセプト開発からブランディングまでを行いました。
それが、「起ちあがれ日本 ドリームゲート」プロジェクトです。
今となってはちょっと懐かしいボブサップさんを起用したポスターは、
当時の小泉純一郎首相が気に入ってくれて部屋に飾ってくれたそうです。
また経産省の担当だった平沼元大臣は、今年、これと同じショルダーの
新党を立ち上げたりしていました(笑)。

そして、今年5月。こちらは私は関わっていないのですが、
経済産業書と日本商工会議所が、リクルートに委託して
中小企業と新卒学生の出会いを創出する
ドリームマッチプロジェクトを始めました。
ドリームマッチプロジェクト

ドリーム…マッチ…。
起業する時の夢と、超氷河期における学生の夢は
だいぶ温度差があるような気がしますが…、
でも、中小企業の経営者の夢に賛同し、そこで働きたいという意欲のある若者の
可能性を引き出すという意味において、非常にいい取り組みだと思います。
先日の日経新聞の一面には、「大卒内定率 過去最低57%」とありました。
そして同じ日の一面にインド人2万人求むという
製造業について書かれたコラムがありました。
大手企業はグローバル競争で生き残るために、日本人だけでなく
海外の優秀な人材を取り込もうとしています。
標準賃金が日本人よりかなり安く、それでいて勤勉で、多国語が話せる外国人の
若者たちがこれから沢山日本にやってくるでしょう。
こうした大きな流れで見ると、景気がよくなったからと言って
すぐに大卒の内定率が過去のように跳ね上がるようなことはないのではと思います。
そんな時代に社会にでる若者たちにとって必要なのは、
いい大学を出て、名前の知られた大企業に入って、
安定した生活を送りたいという旧来のものさしによる発想を止めて、
視界を広げていくことだと思います。大企業も今は生き残りをかけて必死でやっている時代です。
バブルの頃に何も考えず社会に出た私が言うと説得力がありませんが、
明らかに時代は変わっているのだと思います。
そして今回のドリームマッチプロジェクトに代表されるように、
若者が中小企業に目を向けて、そこに可能性を見出していけば、
これからの時代にマッチした新しいキャリア像がそこに生まれてくると思います。
そもそも、企業を大・中・小でわけるような言葉自体がおかしいのかもしれません。
大きくても倒れそうな会社もあれば、小さくても大きな可能性を秘めた会社もあります。
もし、小さくても可能性を秘めた会社と出会えたとしたら、
それは人気企業に入ることよりも、はるかに幸運なことだと思います。
若いうちから経営に近いところで仕事ができますし、
自己の成長が企業の成長に繋がる実感も得られやすい環境だと思います。
そんな価値観に気づいてもらうきっかけとして
今回のドリームマッチプロジェクトが機能すればいいですね。